【保存版】豊和鍛工流・現場で活かすISO(品質・環境)まるわかりガイド 〜新人マネージャーと学ぶ10のステップ〜

豊和鍛工のマネジメント職になった!
これからマネージャーを目指すぞ!

そんなあなたのために、最初に知ってもらいたいのが、ISOマニュアルです。(とっても実用性が高いです)

豊和鍛工のISOマニュアル(IMSマニュアルと言います)には、豊和鍛工が何のために、どのように仕事をしていて、どうやったらその結果が得られるのか?というエッセンスが詰まっており、事務局を中心に、このIMSマニュアルを都度、「今までで最も良いやり方」に更新をしながら、「今までよりもっといいやり方」を追求しています。

豊和鍛工のISOマニュアルは、一度にすべてを理解しようとすると非常に難解ですが、「良い製品を安定して作り、お客様に喜んでもらうための会社のルールブック」と捉えれば、実務とリンクして見えてきます 。

今回は、豊和鍛工のIMSマニュアル勉強会の目次です。
これから10回に分けて勉強会を行うので、ぜひ頑張ってください。

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【保存版】豊和鍛工流!「現場で活かすISO」まるわかりガイド

「ISOマニュアル、分厚くて難しそう……」 そう思っているあなた、安心してください。ISOは決して特別なものではありません。

私たちが日々行っている「ミスをしない工夫」や「現場の知恵」を整理し、「豊和鍛工の型鍛造技術を次世代に繋ぎ、お客様の信頼を勝ち取るための道具」にするための仕組みが書いてあるだけです 。

このガイドでは、豊和鍛工の「IMS(統合マネジメントシステム)マニュアル 」の内容を10のステップでやさしく解説します。


第1回:そもそも「ISO」って何のためにあるの?

マニュアルの場所:1. 目的及び適用範囲

ISO9001(品質)と14001(環境)を一言でいうと、以下のようになります。

  • ISO9001: いつでも同じ品質の製品を作り、お客様を満足させる仕組み 。
  • ISO14001: 地球に優しく、ムダを減らして社会に貢献する仕組み 。

豊和鍛工では、この2つを合体させた「IMS(統合マネジメントシステム)」を運用しています 。 具体的には:

  • やること: 「お客様に喜ばれる製品」を安定提供しつつ、省エネ・省資源に努める 。
  • メリット: 「豊和鍛工なら安心だ」という対外的な信頼を得ることで、仕事が途切れない会社にします 。

第2回:豊和鍛工の「看板」を理解しよう

マニュアルの場所:5.2 IMS方針

会社には「IMS基本方針」という大きな目標(看板)があります。 特に注目すべきは、最新版で追加された「技術の引継ぎ」と「気候変動への配慮」です 。

具体的には:

  • やること: 全社員が「匠(職人)」を目指し、技術を若手へ引き継ぐこと 。
  • 作成する帳票: 事務所や工場に掲示されている「IMS基本方針」を読み、自分の仕事とどう繋がっているか考える 。

第3回:誰が何を決めるの?「役割と責任」

マニュアルの場所:5.3 組織の役割、責任及び権限

ISOは「担当者だけ」が頑張るものではありません。

  • 最高責任者(社長): IMS運営の最終責任を持ち、資源(お金や人)を確保します 。
  • 管理責任者: 仕組みが正しく動いているか全体を見守ります 。
  • 私たち: 決められたルール(標準)通りに作業し、異常があれば報告します 。

具体的には:

  • やること: 「表-1 対象組織及び主な業務内容」を見て、自分の所属と責任範囲を確認する 。

第4回:石橋を叩いて渡る「リスクと機会」

マニュアルの場所:6.1 リスク及び機会への取り組み

仕事には必ず「困ったこと(リスク)」と「ラッキーなこと(機会)」があります。

  • リスク: ベテランの退職、設備の老朽化、材料の高騰 。
  • 機会: 新技術の導入、若手の早期育成、新規顧客の獲得 。

具体的には:

  • やること: 「部課長会議」でこれらを話し合い、先回りして対策を打ちます 。
  • 作成する帳票: 「部課長会議議事録」にその内容を記録します 。

第5回:毎年の「宿題」を決めよう!年度方針

マニュアルの場所:6.2 IMS目標及びそれを達成するための計画策定

基本方針を実現するために、毎年具体的な数値目標(年度方針)を立てます。 「不良率〇%削減」「残業時間〇%短縮」など、測れる目標にします

具体的には:

  • やること: 各部署で「重点実施事項」を決め、毎月進捗をチェックします 。
  • 作成する帳票: 「年度方針計画表」を更新し、達成状況を可視化します 。

第6回:プロとして必要な「力量」と「教育」

マニュアルの場所:7.2 力量/7.3 認識

良い製品を作るには、働く人の「スキル(力量)」が不可欠です。豊和鍛工では、誰が何の作業ができるかを「見える化」しています。

具体的には:

  • やること: 足りないスキルがあれば、教育やOJT(実地訓練)を行い、効果を確認します 。
  • 作成する帳票: 「スキルマップ表」や「教育・訓練報告書」で、一人ひとりの成長を記録します 。

第7回:豊和鍛工のルールを守る「文書と記録」

マニュアルの場所:7.5 文書化した情報

ISOにおいて、文書は「ルール」、記録は「証拠」です

  • 文書: 作業手順書、図面、仕様書(「こうやるよ」という決まり) 。
  • 記録: 作業日報、検査成績書、点検表(「こうやったよ」という結果) 。

具体的には:

  • やること: 現場では、必ず「最新版」の図面や手順書を使うこと(古いものは使わない!) 。
  • 作成する帳票: 「文書・記録管理規定」に従って、判子や日付が漏れないように記入します 。

第8回:品質は工程で作る!「現場の運用」

マニュアルの場所:8.1 運用の計画及び管理

受注から出荷までの流れがスムーズに行くように管理します。 特に大事なのは「QC工程表」です。どの工程で、何をチェックすべきかが書かれています

具体的には:

  • やること: 材料の品番確認(識別)、異常時の隔離、納期の遵守 。
  • 作成する帳票: 「ロット管理票」で、どの材料からどの製品ができたか追跡(トレーサビリティ)できるようにします 。

第9回:健康診断で会社を良くする「内部監査」

マニュアルの場所:9.2 内部監査

「決めたルールが守られているか」「もっと良いやり方はないか」を、社内のメンバーがチェックします。これは犯人探しではなく、改善のチャンスを見つける「健康診断」です

具体的には:

  • やること: 年2回、他部署の人が仕事を見に来ます。正直に答え、問題があれば一緒に直します 。
  • 作成する帳票: 「内部監査報告書」に結果をまとめます 。

第10回:終わりなき改善!PDCAを回そう

マニュアルの場所:10. 改善

ISOのゴールは、今の状態をキープすることではなく、「昨日より今日、今日より明日」と良くしていくことです

具体的には:

  • やること: 不良が出たら「なぜなぜ分析」で根本原因を突き止め、再発を防ぐ(是正処置) 。
  • 目指す姿: 「とりあえずハンコを押すだけ」の形骸化を捨て、自分たちの仕事が楽に、正確になるように仕組みを育てていきましょう 。



番外編:豊和鍛工ISOポケットガイド:現場で役立つ10の心得

一気にすべてを覚えようとすると、頭がいっぱいになってしまうので、これだけは!という内容だけを、カンペにまとめました。

必要な時に読み返して、ぜひ、仕事の中で活かしてくださいね。



先輩マネージャーからのメッセージ

まずはこの10項目を一つずつ現場に伝えてみてください。

ISOは「現場の言葉」に翻訳することが成功の秘訣です 。
「不適合」と言わずに「ミス・クレーム」、
「是正処置」と言わずに「トラブルのあと、どうしたか?」
と言い換えるだけで、メンバーの受け取り方は劇的に変わります 。

一緒に「現場で本当に役立つISO」を作っていきましょう!