豊和鍛工流・ISO勉強会:第10回「終わりなき進化!豊和のPDCAを回し続けよう」


パッと見て分かりやすいように、スライド資料も作りました。
ぜひ参考にしてください。(スライドは、notebookLMで作成しました)




全10回にわたる勉強会、本当にお疲れ様でした!

これまでに「ISOは世界共通のモノサシであること」「豊和鍛工の看板(方針)」「現場のルール(文書)と証拠(記録)」などを学んできました。

最終回となる第10回は、ISOの心臓部であり、豊和鍛工が未来へ勝ち残るためのエンジンである「改善(かいぜん)」と「PDCAサイクル」についてお話しします。



1. マニュアルにはこう書いてあります:改善のルール

私たちのIMSマニュアルの「10. 改善」では、現状に満足せず、常により良い状態を目指すためのルールを定めています 。

  • 10.1 一般: 顧客満足を高め、環境への良い影響を増やすために、改善のチャンスを見つけて実行しなければなりません 。
  • 10.2 不適合及び是正処置: トラブル(ミスやクレーム)が起きたら、単に直すだけでなく、「二度と同じことが起きないように」原因を突き止め、対策(是正処置)をします 。
  • 10.3 継続的改善: 仕組み(IMS)が今の時代や現場に合っているかを常に考え、ブラッシュアップし続けます 。



2. 「PDCAサイクル」を豊和鍛工の力にする

ISOの基本は「PDCA」という4つのステップをぐるぐる回すことです

  1. P(Plan:計画): 年度方針を立て、作業手順を決めます 。
  2. D(Do:実行): 決めたルール通りに鍛造品を作ります 。
  3. C(Check:評価): 内部監査や製品検査、進捗管理で結果をチェックします 。
  4. A(Act:処置・改善): 課題が見つかったら、仕組みを直してもっと良くします 。

豊和鍛工において、このサイクルが止まることはありません。「昨日より今日、今日より明日」と、私たちの技術と仕組みを磨き上げることが、ISOの本当の目的です。



3. 具体的に、現場の私たちは何をすればいいの?

「改善」は難しいことではありません。現場で大切にしてほしいアクションは以下の3つです。

① 「ミス」を隠さず「宝」にする

ミス(不適合)が起きたとき、隠してしまうのが一番のリスクです

  • アクション: 「失敗しちゃった」「ヒヤリとした」という情報を、すぐに報告してください。
  • 理由: その情報は、会社を強くする「改善のヒント(宝)」になるからです 。

② 「なぜ?」を5回繰り返す(なぜなぜ分析)

問題が起きたとき、「誰のせいか」を責めるのは豊和鍛工流ではありません。「仕組みのどこが弱かったか」を考えます

  • アクション: 「なぜ起きた?」「なぜ防げなかった?」と掘り下げ、個人の注意不足ではなく、「手順書を変える」「治具を作る」といった確実な対策を考えます 。

③ 「形骸化(けいがいか)」を壊す

「昔からの決まりだから」「ISOで決まっているから」と、意味のない作業を続けるのはやめましょう

  • アクション: 「この記録、本当に必要ですか?」「この手順、もっと楽にできませんか?」という声を事務局に届けてください。現場に合わないルールを変えることこそが「継続的改善」です 。



4. 今回のまとめ:作成・確認する帳票

改善の足跡を残すための大切な書類です。

  • 是正処置管理規定・是正処置報告書:
    発生した不適合の原因と、再発防止策の内容、その効果を確認した証拠を残します 。
  • IMSマネジメントレビュー評価報告書兼指示書:
    経営層が1年の活動を振り返り、「次はこうしよう」と指示を出した記録です 。



5. 全10回を終えて:事務局マネージャーからのメッセージ

新人マネージャーとして、この勉強会を通じて一番伝えたかったのは、「ISOは皆さんの仕事を楽にし、誇りを守るための道具である」ということです。

分厚いマニュアルを丸暗記する必要はありません。

  • お客様を笑顔にしたい(品質)
  • ムダのない、綺麗な現場でありたい(環境)
  • 匠の技を伝えていきたい(技術伝承)

皆さんが普段から思っているこの気持ちこそが、ISOの正体です。 現場の皆さんが「今日もいい仕事ができた!」と胸を張れるよう、事務局はこれからもマニュアルやルールを皆さんの使いやすい形にアップデート(改善)し続けます

これからが、新生・豊和鍛工ISOのスタートです。一緒に「現場で本当に役立つISO」を育てていきましょう!



全10回の勉強会、本当にお疲れ様でした!

各部署で「ここがよく分からない」「この帳票を改善したい」という具体的な要望があれば、いつでも議論しましょう。内部監査や部課長会議など、話をする機会があるので、一緒に、強いチームを作っていきましょう。

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